ペアにはお守り授与 安産の神様で住民手作りの婚活イベント-大原神社

2019年10月02日 のニュース

 安産の神様、京都府福知山市三和町大原の大原神社(林秀俊宮司)で、「まず良縁を」と、未婚の男女が集まるイベント「うぶやの里でうまれる恋-縁むすびの会」が9月28日に開かれた。参加者たちは地元住民たちに温かく迎えられ、落ち着いた雰囲気の中で会話や散策を楽しみ、気の合う人を探した。

 神社と府指定文化財の産屋、その周辺の豊かな自然を生かした結婚式を企画しているうぶやの里ウェディング実行委員会が、活動の一環として取り組んだ。福知山観光地域づくりセンター、福知山ワンダーマーケット実行委などが協力。地元住民組織の大原うぶやの里活性化推進協議会からも約15人が出て、会場設営、散策案内、もちつきなどで応援した。

 舞鶴、与謝野などの近隣市町と京阪神などから、30歳代前半を中心とした男性18人、女性16人が参加した。

 初めに、境内の絵馬殿でランチパーティーがあり、参加者たちが互いに自己紹介をし合った。地域の人たちによる歓迎のもちつきがあり、参加者も一緒になってきねを振るって楽しんだ。

 昼食が終わると、5、6人のグループに分かれ、住民の案内でうぶやの里を散策。渓流や産屋などの景色を眺めて雰囲気を高めた。

 京都市内から参加した32歳の男性は「地域ぐるみのイベントで、地域の人が温かく迎えてくれたことが印象的でした。良い出会いを見つけられたらうれしいですね」と話し、催しを楽しんでいた。

 フリータイムのあとカップルシートへの記入があり、6組が成立した。カップルたちは神社本殿に参拝し、林宮司からペアになった縁結びのお守りを授かった。
 
 
写真=歓迎のもちつきの準備をする地域の人たち

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