収益を災害被災地へ 授業で育てたゴーヤ、朝市で販売 

2019年09月03日 のニュース

 京都府福知山市野花、川口中学校生徒会の美化・ボランティア委員会(谷祥伍委員長)は、災害被災地への支援を目的に、ゴーヤの栽培と収穫活動に取り組んでいる。ゴーヤは校区内で開かれている「住所朝市」(審千鶴子代表)で販売しており、得た収益を被災地へ寄付する。

 同校では12年度から、授業でゴーヤの栽培をしており、審代表の協力を得て朝市で販売してきた。今年は、同委員会が川中生徒会復興支援プロジェクト(KFP)を設立。生徒による自主活動とし、栽培ボランティアを募って活動している。

 全校生徒60人のうち31人が活動に協力しており、今回初めて生徒の保護者でゴーヤ栽培に詳しい松田幸男さんに土づくりや栽培のコツについて指導を受けた。

今年は北九州へ寄付を考える

 生徒たちは6月に苗25株を学校のプランターに植え付け、朝夕の水やりなどの世話をしてきた。収穫は8月中旬から取り組み、随時、朝市で販売をしている。収穫は9月いっぱい続ける予定。

 朝市には、活動を知る地域の人からゴーヤが寄せられることもあるという。

 谷委員長は「今回は豪雨災害の北九州へ寄付したいと考えています。復興に役立てられたらうれしい。たくさんのゴーヤを収穫したい」と意気込む。

 また、副委員長の清水千尋さんは「地域の方々の応援やサポートがうれしく、ありがたいです」と感謝している。

写真=ゴーヤの収穫をする谷委員長(手前)と清水副委員長

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