ジャパンパラ陸上やり投げ7連覇 車いす日本記録保持者の大槻さん
2019年08月22日 のニュース

京都府福知山市野花のパラスポーツ投てき選手、大槻浩二さん(57)=京都TFC所属=が、このほど岐阜県で開かれたジャパンパラ陸上競技大会のやり投げで優勝し、7連覇を達成した。円盤投げでも頂点に立ち、投てき種目で9年連続の入賞を果たした。
大槻さんは46歳で砲丸投げと円盤投げの日本記録(当時)を樹立。50歳になってからはやり投げにも挑戦し、17年に記録した26メートル64の日本記録は現在も破られていない。選手として活躍する傍ら、競技普及にも力を入れている。
出場したクラスは車いすを常用するが、腕は自由に使えるなどのF55。やり投げは25メートル16、円盤投げは23メートル73で、ともにシーズンベストを出した。
今回の成績により、来年5月に東京都のオリンピックスタジアムで行われるジャパンパラ陸上の出場も確定した。東京パラのテストイベントを兼ねる。
大槻さんは9年連続の表彰台を喜び、「21年は世界陸上が神戸で、22年はアジア選手権が名古屋で開催されるので、還暦までもう少しがんばりたい」と意気込む。東京パラリンピックについては、やり投げ、円盤投げとも大槻さんが該当するクラスが無い。
写真=表彰を受ける大槻さん(右)