「大切な三和荘の力に」 市の指定管理見直しを受け住民有志がサポートクラブ設立
2019年08月22日 のニュース

京都府福知山市三和町寺尾の交流拠点施設・三和荘の運営を支援しようと、住民有志が20日、「三和荘サポートクラブ」の設立総会を三和荘で開いた。市が同施設の指定管理者制度の見直しを進めていることを受け、大切な施設の力になりたいと、住民たちが結束した。
市は今年度で指定期間が終わる宿泊観光施設について、民間委託などを含めた検討を進めている。地元組織のNPO法人丹波みわが運営する三和荘もこの対象になっており、住民からは「三和荘がなくなるのではないか」といった不安の声が上がっている。
この現状を踏まえ、有志が「三和荘の運営を手助けすることで、現態勢での存続に向けて住民の思いを伝えたい」と町内で呼びかけを始め、同クラブを設立。ボランティアで施設周辺の草刈り作業やイベント時の会場設営などをすることで支援していく。
総会では、呼びかけ人の一人の後藤定司さん=菟原下一=が「このクラブを三和荘支援の輪を広げるものにしていきたい」とあいさつした。設立の趣旨、会則を確認したあと、役員を選出。後藤さんが代表に就任した。
現在は33人が会員として所属しており、今後はこの輪を広げつつ活動を展開していく。
写真=三和荘サポートクラブが立ち上がった