中学卒業前に感謝のお茶会 まず茶わん作りから

2019年07月19日 のニュース

 京都府福知山市土師、福知山高校附属中学校(宮下繁校長)の3年生40人は、日本の伝統文化を学ぶ「お茶会プロジェクト」の取り組みを進めている。17日は同校で陶芸家を講師に招き、茶わんの成形に挑戦。今後、茶道体験や干菓子作りなども行い、来年3月の卒業式前には、保護者や先生をお茶会に招き、感謝の気持ちを伝える。

 プロジェクトは、日本古来の総合芸術である茶道を学ぶことで、伝統文化に興味を持ってもらおうという取り組み。陶芸はプロジェクトのスタートで、亀岡市在住の陶芸家、佐々木大和さん(54)を講師に「楽焼き」の作り方を教わった。

 最初に講義があり、楽焼きは茶人の千利休が天正年間に茶道のために考案した比較的作りやすい焼き物である-と説明を受けた。

 続いて実際に粘土を使い成形作業。生徒たちは佐々木さんから「厚みを均等にして」などのアドバイスを受けながら、自分たちが作りたい形を想像しながら土を練って作っていった。

 24日には成形した作品をへらで削り、茶わんの形に整える。このあと佐々木さんの窯で焼いてもらい、11月ごろまでに生徒の手元に届くという。出来た茶わんはお茶会で使う。

 3年の北島穣君は「厚さを均等にするのが難しかった。家族においしく飲んでもらうため、一生懸命作りたい」と話していた。

写真=楽焼きの茶わんの成形に取り組む生徒たち

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