カワウ対策で川にバルーン アユ漁解禁を前に設置
2019年05月30日 のニュース
6月1日のアユ釣り漁解禁に備え、由良川漁業協同組合(瀬野照義組合長)は、管内の由良川水系でカワウ対策に取り組んでいる。その一環として、京都府福知山市水内の堀堰堤などに、初めてバルーンを設置した。
毎年、カワウの被害が大きい場所やアユが多くたまる場所に鳥除けのテグスを設置してきた。しかし、堀堰堤など川幅が広いところはテグスが十分に設置できず、効果が低かったという。
そこで、今回は他の河川で効果があったバルーンを導入してみることに。堀堰堤では組合員5人が重しにつないだバルーン20個を川に浮かべた。他に、綾部市内にも設置しており、三和町菟原地区でも設置を予定している。
漁協では「カワウよけとしての効果検証も兼ねています。効果があるなら、本格的な導入も考えたい」としている。また、6月1日のアユ漁解禁日以降もしばらくそのままにしておくが、「釣りの邪魔になる場合は川岸に上げるなどしてください」と話している。
写真=堀堰堤に浮かぶバルーン