由良川でアユ釣り解禁 待ちわびた釣り人たちが竿
2024年06月01日 のニュース
由良川漁業協同組合(日和隆組合長)は1日午前6時、管内の由良川本流、支流でアユの竿釣りを解禁した。昨日までの雨で水かさが高い場所もあったが、京都府福知山市内の牧川、由良川上流などで、解禁日を待ちわびていた釣り人たちが竿を伸ばした。
川北橋周辺へ、友人と2人で釣りに訪れた市内在住の芦田卓さん(85)は1時間ほどで体長18センチの2匹を上げた。子どもの頃からアユ釣りを楽しんでいるという芦田さんは「魚はたくさんいるようです。エサになるコケが着き始めると、もっとよく釣れるようになると思う。シーズン中は何回も来ます」と笑顔を見せた。
このほか、牧川の十二橋付近でも男性2人組が釣りに立つ姿があった。
漁協は「解禁直後は水温が低く、魚の活性も今一つの様子でしたが、天然アユも含め、近年で一番魚が多いです。シーズン中は多くの人に楽しんでもらえればうれしい」としている。
今年は解禁日までに、福知山、舞鶴、綾部、京丹波4市町の由良川本流、支流へ計2750キロ(約36万匹)を放流している。
竿釣り、友釣り専用区での網漁は8月1日、それ以外の網漁は7月1日に解禁される。期間は9月30日まで。10月は禁漁で、11月からは産卵期の「落ちアユ」漁を解禁する。
釣りには遊漁証が必要で、市内の釣具店で購入できる。年券が1万1千円で、日券は3500円。日券の販売は7月5日から。
問い合わせは由良川漁協、電話0773(22)2844へ。
写真(クリックで拡大)=体長18センチのアユを上げた芦田さん(1日午前7時20分ごろ)