鳴き声に耳すまして「いたー!」 三段池で冬の探鳥会
2024年01月10日 のニュース
冬の鳥類を観察する探鳥会が、京都府福知山市猪崎、三段池公園内の三段池周辺で7日に開かれ、参加者27人が、この時期に見られる鳥の姿や鳴き声を楽しんだ。
公園内の市児童科学館(塩見文雄館長)が主催し、市自然科学協力委員会(塩見建男会長)が観察指導をした。
参加者は三段池周辺を歩きながら、「チャッ、チャッ」「ヒー、ヒー」などと鳴き声がすると耳をすまし、案内役の大槻浩さんや鳥に詳しい参加者が「ウグイスです」「ジョウビタキです」などとすかさず言い当て、全員で声のする方角をくまなく探した。
マツの実を食べているヤマガラ、サザンカの蜜を吸っているメジロなどを見つけると、双眼鏡や単眼鏡で観察し、一眼レフカメラで撮影。鳴き声はするものの、姿が見えないと「まるで忍者みたいにうまく隠れるな」と残念そうに話す人もいた。
散策中はおおむね青空が広がる穏やかな天候で、1時間半ほどの間にマガモ、ツグミ、エナガなど22種類が見つかり、大槻さんは「比較的よく見ることができた」と話していた。
兵庫県丹波市市島町、竹田小学校3年の余田葉月さんは「いつもは鳴き声しか聞けないけど、きょうは姿を見ることができてうれしかった」と喜んでいた。
写真(クリックで拡大)=木を見上げて観察する参加者