高齢者が高額支払い そこへ怪しい電話-ローソン店長詐欺防ぐ
2019年05月28日 のニュース
特殊詐欺被害防止に貢献したとして、京都府警福知山署(熊谷真人署長)は27日、コンビニのローソン福知山かしの木台店(梅原史店長)に府警特殊詐欺総合対策統括官感謝状、対応した梅原店長に福知山署長の感謝状を贈った。
同署によると、11日に70歳代の男性が店を訪れ、チケットの予約や支払いなどができるマルチメディア端末「ロッピー」を使って30万円支払う方法を梅原店長に尋ねてきた。
梅原店長は金額の大きさを不審に思い、男性に何のためかを尋ねたところ、「支払い」だと説明し、動揺しているようだった。この時、男性の携帯電話に犯人から掛かってきたため、代わりに梅原店長が電話に出て特殊詐欺の可能性があると判断。警察へ通報した。駆け付けた警察官の調べで特殊詐欺の電話だと判明し、被害を未然に防ぐことができた。「電話の利用プランの支払い」名目だったという。
感謝状贈呈式で梅原店長は「日ごろから怪しい支払いなどがないか注意しています。男性が被害に遭われなくてよかった。これからも気を付けたい」と気を引き締めた。
写真=感謝状を受ける梅原店長