インターハイ柔道 京都共栄から西村、石田選手

2019年05月29日 のニュース

 福知山市東羽合、京都共栄学園高校柔道部3年生の男子2選手が、8月に鹿児島県で開かれる全国高校総体(インターハイ)の出場権を獲得した。25日にあった京都府予選個人戦で、それぞれ優勝して府代表となった。

 66キロ級の西村武留選手、73キロ級の石田皇志郎選手。ともに兵庫県小野市の小野中学校出身で、石田選手が「共栄で全国出場をめざそう」と西村選手を誘って進学を決めた。高校生活は親元を離れて厳しい練習を乗り越えてきた分、「ほんとにうれしい。喜びもひとしお」と話す。

 府予選の男子は、60キロ級から100キロ超級までの7階級でトーナメント戦で争った。

 66キロ級で西村選手は順調に勝ち進み、迎えた準決勝は、直前の2大会で敗れていた京都学園の選手との因縁の試合。「泥臭い内容でも勝ちにこだわりたい」と気持ちを高めて挑み、延長戦の末、指導の差で勝利した。

 決勝では終始ペースをつかみ、払い腰から派生した捨て身技・払い巻き込みで技ありを決め、優勝を果たした。

 「優勝できて、ほっとしています。インターハイでは、とりあえず一つは勝ちたい。けがをせず、全力で相手と向かい合い、自分のレベルがどこまで通用するのか知りたい」と意気込む。

 73キロ級で石田選手は2連勝して準決勝に挑み、龍谷大平安の選手と対戦。相手ペースの時間もあったが、しっかりとしのいで、1分を残したところで上四方固めで一本勝ち。

 決勝では、開始2分で袖釣り込み腰を決めて、オール一本勝ちで優勝。昨年に続いて2回目のインターハイ出場を決めた。

 前回のインターハイは16強だった。6つ上の兄で同校OBの拓穂さんは全国で16強が最高成績。「インターハイでは兄の結果を越えたい。8強以上が目標です」と気合を入れる。

 インターハイは鹿児島市の鹿児島アリーナで行われ、両選手は8月10日に出場する。

■ほかの階級でも4選手が上位に■

 このほかの階級でも共栄の男子4選手が上位に入る活躍を見せた。100キロ級で向山誠選手(2年)が準優勝、同級のダコスタルカ恋温選手(3年)、90キロ級の福谷聡選手(同)、81キロ級の小島大輝選手(2年)が3位に入った。

 

写真=インターハイ柔道個人戦に出場する石田選手(左)と西村選手

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