元伊勢内宮でモリアオガエル産卵 乳白色の泡状の塊下がる
2019年05月23日 のニュース
京都府福知山市大江町内宮、元伊勢内宮皇大神社(大林八十彦宮司)の境内で、モリアオガエルの産卵が始まった。泡状で乳白色の卵塊が枝にぶら下がっている。
卵塊があるのは神社の奥、山すそにあるヒョウタン型の池の周囲で、毎年この時期、池の裏山に生息するモリアオガエルが産卵にやってくる。
今年は今月初めに卵塊を作り始めた。直径は10~15センチほどあり、中に卵を産み付けている。現在は10個ほどが枝のあちこちにぶら下がる。
多い時で50~60個ほどできる年もあり、枝の周囲が白くなることもあるという。産卵は6月初めごろまで続きそう。
内宮神社の禰宜、田中眞澄さん(61)は「池の水は枯れることがないので、カエルにとっては良い条件になっているのでしょう。観察する時はマムシに注意してほしい」と話している。
写真=池の上の枝にできた卵塊