由良川にアユ3トン放流 6月の解禁を前に
2019年05月23日 のニュース
6月からのアユ釣り解禁に向け、由良川漁業協同組合(瀬野照義組合長)は京都府の由良川にアユを放流している。体長10センチから18センチ。管内の由良川水系で順番に放していく。
組合では毎年、福知山、綾部、舞鶴などの由良川本流、支流で、漁を楽しんでもらおうと、アユの放流に取り組んでいる。今年は和歌山県日高川町産と滋賀県琵琶湖産のアユ計約3トンを放す計画にしている。
21日には福知山市の音無瀬橋下流左岸側、安井、大江町波美の市内3カ所と、綾部市内3カ所の由良川本流で作業し、1カ所に約100キロずつ放流した。音無瀬橋下流では、組合員7人がトラックに積まれたアユをバケツで川まで運んだ。
アユは跳びはねるような勢いで水に入り、元気よく流れの中を泳いでいった。
漁協理事で福知山支部長の日和隆さん(70)は、「由良川で天然そ上のアユも確認しています。解禁日に向けて釣り場の草刈りなども進めているので、今年も由良川のアユを楽しみにしてほしい」と話す。
アユ釣りの解禁は6月1日午前6時で、7月1日からは網漁が解禁される。漁には遊漁証が必要で、市内の釣具店などで購入できる。年券は1万円、日券は3千円。
写真=音無瀬橋下で稚魚を放流する組合員