健常者と障害者が一緒にスポーツ 車いすハンド大会
2019年05月21日 のニュース
第9回福知山車いすハンドボール大会が18日、京都府福知山市猪崎の三段池公園総合体育館で開かれた。参加した市内外の12チーム約120人が、障害の有無に関係なくパラスポーツを通じて互いに交流を深めた。
厚中町の特定非営利活動法人みらい学園(大槻あけみ理事長)、福知山障害者スポーツクラブGMW(大槻浩二代表)が主催した。両丹日日新聞社など後援。
健常者と障害者が一緒に参加できる車いすハンドボールを通じて、相互理解を深めることを目的に催している。
1試合は15分で、男女混合の6人制。経験者向けのAと初心者向けBの2リーグに分かれた。6チームずつ総当たりリーグ戦をし、それぞれのリーグで順位を決めた。
福知山商工会議所青年部などの地元チーム、藍野大学やの大阪体育大学の大学生チーム、車いすバスケのチームなどが出場した。
試合は、車いす同士がぶつかって倒れてしまう場面もあるほど白熱。素早い動きで、ポジションを取り合い、果敢にシュートを打った。きれいに決まると、みんなで拍手して盛り上がった。
チームりく(舞鶴市)の中学2年生、高井倖さんと岸本茉子さんは「1試合目は勝ちました。車いすでの移動は難しいですが、攻撃するのが楽しかったです。次は動きを速くして得点を決めたい」と話していた。
また、2020年東京パラリンピック正式種目・ボッチャの体験教室も同時開催した。競技の普及に力を入れるトヨタカローラ京都の社員が指導し、約70人がパラスポーツの魅力を感じた。
写真=得点を狙う参加者