水田で豪快トライ 福知山で第5回たんぼラグビー
2019年05月20日 のニュース
京都府福知山市戸田で19日、「第5回たんぼラグビー」が催された。田植え前の水田をグラウンド代わりに、過去最多となる45チームの約340人が参加。泥しぶきを上げてフィールドを駆け回り、豪快なダイビングトライを決めた。市ラグビーフットボール協会、実行委員会主催。両丹日日新聞社など後援。
2013年、14年と2年連続で水害に見舞われた福知山を元気づけようと、15年に初めて開催。その後、福知山発祥のスポーツとして徐々に全国に広がり、今年は6月中旬までに関東や北陸、九州など計15カ所で開催される予定になっているという。
今大会は地元のチームを中心に東京、大阪、愛知などのチームが集まり、初心者らが交流試合を楽しむ北都カップ、レベルの高い経験者らが競い合う福知山カップに分かれて試合をした。
試合はラグビーを簡素化した、タックルなしの4人制。試合が始まると、大人も子どもも泥まみれになって夢中になってプレーし、仲間と力を合わせてボールをゴールまで運んだ。
24チームが出場した福知山カップには、地元からは福知山高校ラグビー部、社会人の福知山Σなどがエントリー。トップリーグで活躍するクボタスピアーズが優勝を飾り、京都プログレオーバー40が準優勝した。
J・福知山ラグビースクールの小学6年生、大橋優智君、東山蒼志君、高島世凪君は北都カップに出場。たんぼラグビーの魅力について「カエルがいて自然と触れ合えるところ」などと話し、「全試合で勝ちたい」と気合を入れていた。
写真=泥にまみれてプレーを楽しむ参加者