福知山の偉人総選挙は光秀が圧倒の1位 2位元首相、3位ノーベル賞学者

2019年04月25日 のニュース

 福知山市のまちおこしグループ3団体が今年の福知山お城まつりの会場で取り組んだ「福知山の偉人総選挙」の結果がまとまった。御霊公園と福知山城の2カ所に、候補者10人の写真や肖像画を貼った掲示板を設け、来場者に「とくに貢献した」「誇りに思う」3人を選んで投票してもらった。得票は明智光秀、芦田均、下村脩さんの順に多かった。

 城下町を考える会(大谷勇代表世話人)、お城に花を咲かせましょう実行委員会(吉田博会長)、福知山の魅力再発見の会(森下修次代表)が、福知山にゆかりのある偉人を再確認して偉業を知ってもらうことで市民の郷土愛を育もうと初めて企画した。

 投票したのは324人。福知山城を築いた明智光秀が275人から票を得て圧倒的に多く、市出身の第47代内閣総理大臣・芦田均が176人。2008年にノーベル化学賞を受賞し昨年10月に亡くなった福知山生まれの下村脩さんが139人と続いた。

 以下、日本画家で元日展理事長の佐藤太清さん(81人)、朽木8代目福知山藩主の朽木昌綱(61人)、松平福知山藩主の松平忠房(47人)、初代福知山町長の吉田三右衛門(36人)、登山家の藤木九三(29人)、大日本茶道学会設立者の田中仙樵(20人)、国登録の第1号砂防堤防を築いた雲原の西原亀三(19人)だった。

 主催した3団体は「大河ドラマの話題性や総理大臣、ノーベル賞と全国的なニュースになった人物が上位にくるのは当然の結果です。しかし、福知山で活躍し、貢献した他の人物の知名度が低いのはとても残念で、古里のこと、郷土の誇り、さらには福知山の魅力について、みなさんに知っていただける活動をこれからも続けていきたい」と話している。

 

写真=御霊公園の会場でも来場者が次々に投票した

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