育てたゴーヤを販売して東日本被災地支援 川口中学校

2019年03月09日 のニュース

 京都府福知山市野花の川口中学校生徒会は、市役所を訪れて東日本大震災の復興義援金を寄付した。生徒会は2012年度からゴーヤを育て、校区内の住所(すみんじょ)大山で開いている住所朝市(審千鶴子代表)の協力を得て販売し、収益を寄付する活動に取り組んでいる。

 ゴーヤは毎年、2年生が授業で苗の植え付け、水やり、収穫をしている。生徒会もその手伝いをしているほか、販売所に貼らせてもらうポスターの製作などをしている。

 審さんは、生徒たちが収穫したゴーヤを、つくだ煮や茶に加工するなどして朝市で販売しており、その収益金は全て同校へ届けている。活動を知る地域の人からゴーヤが寄せられることもあるという。

 これまでも東北の中学校、市内の難病児へ寄付してきたが、今回は昨年度と今年度の収益を合わせた3万7631円を寄付することに決めた。市へは、活動を中心になって進めてきた前生徒会長の足立奏太君、前副会長の谷口真尋さん、美化ボランティア委員会の前期委員長の池澤裕二君=いずれも3年生=が7日に訪れた。

 足立君は「もうすぐ3・11がやってきます。8年前は小学生で、震災のことをよく分かっていませんでした。学年が上がっていくごとに被害の重大さを知り、まだ多くの人が苦しんでいるということを学びました。このことを重く受け止め、一刻も早い復興を願って義援金としました」と思いを伝え、寄付金を手渡した。

 寄付金は市から日本赤十字社を通じ、被災地へと届けられる。

 

写真=義援金を届けた生徒たち。左から谷口さん、足立君、池澤君

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