WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2014年1月25日のニュース

高校野球:「福知山に元気を」の願いかなう 成美センバツ出場

選抜出場を喜ぶ福知山成美ナイン 春のセンバツ「第86回選抜高校野球大会」(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する32チームが、24日に大阪市内で開かれた選考会で決まり、福知山市水内の福知山成美高校に、5年ぶり2度目の吉報が届いた。昨夏から連続出場となる。昨年は花火大会屋台爆発炎上事故、台風被災と悲しい出来事が福知山で続いただけに、「福知山に元気を」を合言葉に、チームは甲子園での成美旋風を誓った。

■5年ぶり2回目の「春」■

 午後3時から校長室で待機していた足立透校長のもとに、3時30分すぎに出場決定の電話が入った。足立校長は一言一言に集中してやり取り。「ありがたく受けさせていただきます」と受話器を置き、グラウンドで練習する部員たちのもとへ急いだ。

 「センバツ出場が決まりました。おめでとう」と足立校長が報告を始め、「たくさんの方々に支えられている。立派に戦えるよう学校も支援するので、学校生活、いろいろなことに取り組む姿勢、気持ちを引き締めて頑張ってほしい」と話した。
足立透校長
 続いて田所孝二監督が、「昨年の福知山は悲しいことばかりだった。福知山が元気を出せるように頑張ろう」と呼びかけ、部員たちが「はい!」と声をそろえた。

■ナインの喜び爆発 勝利へ気合十分■

 センバツ出場に部員たちは喜びを爆発させ、全員で帽子を投げ、ガッツポーズを決めた。

 昨夏の甲子園を経験した2年生4人を中心に、成長してきたメンバーが加わった。打撃が看板のチームカラーで、下位からも点が取れる打線に、更に磨きをかける。

 西田友紀主将は「打って投手を支えて勝つ。甲子園に恥じないプレーで一つでも上を目指して、練習に集中していきたい」と気持ちを引き締める。

 135キロのストレートと多彩な変化球を武器にする技巧派左腕の主戦、石原丈路投手は「近畿大会は四球やワイルドピッチで崩れたところがあるので、ムラを無くしたい。低めに球を集めて抑えられたのは自信になった。甲子園では無駄な点は1点もやりたくない」と、闘志を燃やす。

 センバツは3月21日から12日間、阪神甲子園球場で開かれる。組み合わせ抽選会は同月14日。近畿からは成美のほかに、龍谷大平安(京都)、智辯学園(奈良)、智辯和歌山(和歌山)、履正社(大阪)、報徳学園(兵庫)が代表校に選ばれ、21世紀枠で海南(和歌山)が決まった。


写真上=センバツ出場が決まり、満面の笑顔で喜ぶ部員たち
写真下=センバツ出場決定の電話を受ける足立校長

【選抜関連ニュース】
 ・高校野球:「福知山に元気を」の願いかなう 成美センバツ出場

 ・高校野球:センバツ出場の成美・田所監督「地元に恩返しを」

 ・高校野球:センバツ出場の成美 地元選手も意気込む

 ・高校野球:成美センバツ出場 喜び分かつ地域の人たち

 ・高校野球:福知山成美、秋季近畿4強ならず(2013年10月)

 ・高校野球:秋季近畿大会で福知山成美がPL破り8強入り

 ・高校野球:福知山成美が準優勝で秋季近畿大会出場

 ・高校野球:福知山成美が秋季4強入り

 ・高校野球:福知山成美が秋季8強入り

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ