そば処 あじき堂
目にもおいしい、創作そばが人気
のどかな志賀郷地区の古民家で安喰健一さんが妻の由美子さんと営む。
打つのは、福井県産の玄蕎麦を石臼で自家製粉した“一九そば”。あえて小麦を1割混ぜ込むことで、「十割のような豊かな風味を持ちながら、しなやかでのど越しよいそばに仕上がります」と安喰さんは話す。
シンプルなもりそば、上林産の軍鶏を使った「軍鶏そば」、大根おろしの辛みがくせになる「しぼりそば」など種類豊富。目でも楽しんで欲しいと創作する季節限定も評判で、夏は「鶏トマトそば」が登場。「キャラメル農園」(綾部市)のトマトのみを使った自家製トマトジュースに、昆布や干しシイタケでとった精進出汁を合わている。「炙りヘシコの鬼おろしそば」も気になる一品。「意外な組み合わせから生まれる一体感を味わってください」。

夏一番人気の鶏トマトそば(1250円)。レモンやオリーブオイルを追加して味変も楽しめる

店内はおばあちゃんちにいるような居心地のよさ。息子さんが12歳の時に描いたという襖絵にも注目を

穏やかな人柄の安喰さんと由美子さん。自然と人に惹かれて、15年前に綾部市に移住した。農業もしていて、年に1度は自家栽培の蕎麦で十割そばをふるまう
綾部市志賀郷町町ノ下31
℡090-8099-6422
営/ 11:00~15:00
休/火・水・木曜日
Pあり
2024年07月19日 15:00