トークに笑い 名曲に歓声、円広志さんがライブ 文化協会創立80周年記念事業

2026年10月20日 のニュース

 音楽アーティストやタレントとして活躍する円広志さん(73)を招いた「トーク&ライブ」が18日、京都府福知山市中ノの市厚生会館で開かれた。終了予定時刻を勘違いするという小ハプニングもあったが、軽快なトークで観客を笑わせ、力強い歌声で魅了。会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

 市文化協会(前田竹司会長)が創立80周年記念特別事業として開催した。両丹日日新聞社など後援。

 円さんは1978年、代表曲『夢想花』で「第9回世界歌謡祭」などのグランプリを獲得し、メジャーデビュー。同曲は80万枚を超える大ヒットを記録した。その後も作曲家として『越冬つばめ』などを手掛けて高い評価を得ているほか、関西テレビの生活情報番組「よ~いドン!」でも長年レギュラー出演し、幅広い世代に親しまれている。

 大きな拍手で迎えられた円さんは登場して早々、公演前に市内を歩き、出会った人とのエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。

 その後も、出演番組の裏話をはじめ、生まれ故郷である高知県や家族のこと、『夢想花』の制作秘話やグランプリ獲得時の思い出などを、ユーモアを交えて語った。一方で、ヒット曲を生み出せない苦しい時期が続き、東京から大阪に戻った当時の心境などにも触れて観客を引き込んだ。

 自身の年齢についても言及し、「70歳を過ぎてからは、ありとあらゆることに感謝するようになった。体がしんどいと感じるときもあり、ゆっくりしたいと思う一方で、自分がどこまでいけるのかという思いもある」と率直な胸の内を明かし、「僕も挑戦していくので、みなさんも一緒に頑張っていきましょう」と呼びかけた。

 ステージの終わりが近づいたところで、円さんが終了時間を勘違いしていたことが発覚。予定していたトークなどができないことになって謝る円さんに、客席から「ええで~」「大丈夫!」など温かな声が掛けられた。

 気を取り直した円さんは「みんなで一緒に歌おう」と呼びかけ、『若者たち』(作詞・藤田敏雄、作曲・佐藤勝)を観客とともに歌い、会場に一体感が広がった。

 続けて『夢想花』を熱唱。おなじみの「とんでとんでとんで…」のサビ部分では会場の盛り上がりは最高潮に。アンコールにも応え、最後に「みなさんありがとう! 福知山バンザーイ」と叫ぶと、大きな拍手が沸き起こった。 

 

写真(クリックで拡大)=代表曲『夢想花』を歌う円さん

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