全国ウッドクラフト展 ジュニアの部で準グランプリ 淑徳高1年大森さん
2026年10月20日 のニュース
京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校1年の大森春菜さん=兵庫県丹波市=が、このほどあった全国公募展「丹波の森ウッドクラフト展」のジュニアの部で、準グランプリ(兵庫県知事賞)に輝いた。「探検隊と巨大ピラミッドの秘宝」をテーマに、15種類もの仕掛けを盛り込んだ作品を出品。「発想や完成度が群を抜いている」と高い評価を受けた。
同展は、人に優しい木を使って創作の喜びを-と、実行委員会(事務局・丹波年輪の里)が主催して毎年実施。高校生以下が対象のジュニアの部では、おもちゃに限定せず自由な作品を募り、今年は全国から241点が寄せられた。
大森さんは、木工のからくり作りが趣味の父、栄司さん(57)の影響で、幼少期から同展に出品してきた。当初はかまぼこ板に絵を描く程度だったが、年々腕を上げ、小学生の頃から数々の賞に輝き、グランプリも複数回受賞している。昨年は準グランプリとなり、今年は頂点をめざして6月から制作に取り掛かった。
作品は、トレジャー隊と幽霊専門対策本部が、財宝探しと幽霊の呪いの謎を追ってエジプトのピラミッドを冒険する物語。ひもを引くと立体のピラミッドが完成し、ブラックライトが当たるとミイラの目が光るなど、さまざまな仕掛けを盛り込んだ。
以前、規定のサイズに収めるのに苦労した経験から、今回は設計図を描いてから制作開始。実際のピラミッド内部の構造を事前に調べて再現したほか、探検隊員やおばけ、ミイラなどの小さな人形も一つひとつ丁寧に作った。細部にまでこだわり、約4カ月をかけて納得のいく作品に仕上げた。
「頭の中の物語や仕掛けを具現化できて楽しいので、制作は全然苦にならないです」と大森さん。グランプリに届かなかったことについては「悔しい」と話し、「来年は誰が見てもグランプリだと思ってもらえる作品を生み出したい」と前を向く。
写真上(クリックで拡大)=準グランプリを獲得した作品
写真下(クリックで拡大)=大森さん









