命つなぐ3日間の備蓄は? 大規模災害の備えを考える 市民交流プラザで

2026年07月09日 のニュース

 福知山自主防災ネットワーク(仁張衛代表)主催の第10回公開研修会が5日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで開かれた。自治会長や民生児童委員、聴覚障害者ら84人が出席し、大規模災害への備えに対する課題について考えた。両丹日日新聞社など後援。

 仁張代表は「災害は忘れたころにやってくるという、その緊張感をいかに持続させるかが私たちの務め。会員研修会、公開研修会を行って、みなさんに情報共有していきたい」とあいさつした。

 同ネットワークの塩見米市副事務局長が、「能登半島地震は地震被害の甚大化を見せつけた。身近にある活断層をよく知り、それが原因で発生する地震に備えることが重要だ」と指摘。大規模災害に備えるうえで重要なこととし、「自宅避難のための備え」「ハンディのある人への避難支援の準備」「地域住民全体への啓発活動の取り組み」など7つの課題を問題提起した。

 続いて市危機管理室の清水俊行室長が「自宅避難を想定した準備と備蓄」と題して講話した。発災時は消防や警察、自衛隊が消火や人命救助を優先し、道路の寸断で支援物資がすぐには届かない可能性があると説明。そのため、物資が届くまでのおおむね3日間は、家庭の備蓄で自立する覚悟と準備が必要だと訴えた。

 具体的には、携帯トイレ、水、食料、カセットコンロ、乾電池式ラジオなどを挙げ、カップ麺やそうめんなど普段から購入している食材や日用品を少し多めに購入して備えておくことを勧めた。

 このほか、市社会福祉協議会の職員は「福祉避難所の役割と運営」、昭和学区自治会長会の担当者は防災意識向上をめざす地域の取り組みについてそれぞれ話し、参加者が参考にしていた。

 情報伝達の重要性を知って、誰もが安心して避難できる地域づくりのためにと、会場では聞こえない人や聞こえにくい人のための要約筆記や手話通訳もあった。


写真(クリックで拡大)=トイレの断水時に備え、凝固剤と水、袋を使ってはいせつ物を処理する方法を試す参加者

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