京都府暫定登録文化財の薬師十二神将像を修復 今秋にも一般公開予定 観音寺 

2026年04月18日 のニュース

 京都府福知山市観音寺、補陀洛山観音寺所蔵の府暫定登録文化財「絹本著色薬師十二神将像」が修復され、このほど戻ってきた。市指定文化財にもなっていて、秋にも一般公開することを検討している。

 薬師十二神将像は、中央に薬師如来、左右に日光・月光菩薩の薬師三尊と、その左右には薬師如来を守護する12神将を6体ずつ描いている。

 観音寺発行の『丹州・華勸音寺の文化財と歴史』によると、鎌倉時代末期の作とされ、縦118・6センチ、横59・6センチ。長い期間にわたって同寺で大切に保存されてきた。

 ところが1964(昭和39)年の火災で庫裏が全焼した際、焼失は免れたものの消火作業の水がかかるなどして、それ以降、表装がはがれ落ちるなど、掲げたりすることが困難な状態になっていた。

 その後、98(平成10)年に市指定文化財、2021(令和3)年に府暫定登録文化財になり、「後世に良い状態で残すため」にと京都市内の専門業者に補修を依頼。府、市などから補助金や助成金を受けた。

 小籔実英住職(74)は「十二神将のうち『申神の優れた表現は特筆に値する』とされています。寺のものというだけでなく、地域の宝。秋には公開し、福知山に残された文化財をみなさんに鑑賞してもらえたら」と話している。

写真上(クリックで拡大)=修復されて戻ってきた薬師十二神将像
写真下(クリックで拡大)=十二神将の申神

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