大寒、冬枯れの景色にロウバイ 観音寺で咲き始める
2023年01月20日 のニュース
きょう20日は、二十四節気の「大寒」。一年で最も寒さが厳しくなるころとされる。気象庁によると、福知山市では朝の最低気温が氷点下2・3度(午前6時20分ごろ)で、平年より2・0度低かった。
観音寺の高野山真言宗観音寺(小籔実英住職)では、寒さの中で落葉低木のロウバイが咲き始めている。ろう細工のような光沢のある薄黄色の花が冬枯れの景色に映え、さわやかな甘い香りを漂わせている。
花が小さめのソシンロウバイ、大きめのマンゲツロウバイが合計20本ほど境内にある。10日ごろから、ソシンロウバイが咲き始め、現在は六分咲き。マンゲツロウバイはつぼみがつき始めており、例年は2月11日の大護摩大祭の頃に満開となる。
小籔住職(71)は「上品な花と香りで心の癒やしになります。2月に咲きそろうので、見て楽しんでもらえればうれしい」と話す。
気象庁は今後の天候について「24日ごろから冬型の気圧配置が強まり、近畿地方では北部を中心に大雪や大しけになる恐れがある」としている。
写真=花が咲き始めたソシンロウバイ(20日午前8時30分ごろ)