賃上げ訴え行進 統一メーデーに100人 福知山地労協

2025年05月02日 のニュース

 福知山地方労働組合協議会(奥井正美議長)の第96回福知山統一メーデーが1日、京都府の福知山駅北口公園周辺で開かれた。集会とデモ行進があり、労働者の大幅賃上げ、軍事費ではなく社会保障費の増額などを強く訴えた。

 今年のスローガンは「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」。29団体から約100人が参加し、オープニングで中丹合唱団シルクロードが歌声を披露したあと、集会がスタートした。

 あいさつに立った奥井議長(71)は「中小零細企業で働く労働者は、物価高に見合う賃金確保が難しい状況。貧困と格差が広がり続けるなか、ためこんでいる大企業の内部留保金を、今すぐ労働者の賃金にまわせの声、運動を強化しましょう」と呼びかけた。

 また「最低賃金の全国一律1700円以上を実現しよう」「軍事費を削って教育・子育て、医療・介護、年金の予算大幅アップを」と声を上げた。これらとともに、「福祉現場の大幅賃上げと増員」「公共の学校職場に先生を大幅増員」などを含めたメーデー宣言案も採択した。

 このあとデモ行進があり、「第96回福知山統一メーデー」の横断幕や所属団体の旗、賃上げ、平和への思いを書いたプラカードなどを掲げ、シュプレヒコールを上げながら、駅周辺を歩いて回った。

 

写真(クリックで拡大)=デモ行進に出発

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。