NHK全国コンテスト朗読に出場 三和中出身の長澤さん

2024年07月15日 のニュース

 京都府立綾部高校放送部の部長、長澤一花さん(3年)=福知山市立三和中学校出身=が、160人が出場した府予選で優勝し、23日~25日に東京都で開かれる「NHK杯全国高校放送コンテスト」の朗読部門に出場する。コンテストには2年前にも出場しているが、その際は府予選を4位で突破。今回は府王者として、再びの全国に挑む。

 府予選は6月に京都市であった。予選、準決勝は課題本5冊の中から1冊を選び、1分30秒~2分の制限時間に収まるよう、一場面を抜粋して朗読。準決勝に40人、決勝には16人が進出した。

 長澤さんは、5冊のうち村上春樹の「レキシントンの幽霊」を選んだ。予選はマスクを取り忘れるミス、準決勝は集合の際に名前が呼ばれずに困惑するトラブルにも見舞われたが、これらを乗り切って決勝に進むことができた。

 決勝は、課題本に加え、当日に発表された室生犀星の「或る少女の死まで」の抜粋文章も朗読して審査。予選、準決勝でのアクシデントを乗り越えた自信から、長澤さんは「無敵状態でした」といい、ミスなく感情を込めて読み切った。

 「ほかの部員たちと一緒に練習を積んできたので、優勝できてとてもうれしいです。全国コンテストでも、レキシントンの幽霊を朗読する予定で、さらに磨きをかけて挑みたい。結果ばかりを気にせず、とにかく楽しんで読めれば」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=府予選の優勝杯を手に笑顔を見せる長澤さん

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。