国道429号榎峠のトンネル工事、近く本格掘削を開始
2024年07月15日 のニュース
京都府福知山市法用と兵庫県丹波市をつなぐ国道429号榎峠のトンネル本体工事が、法用で始まっている。入り口の上部周辺を補強する作業などをしていて、週明けの16日ごろから重機による本格的な掘削に取り掛かるという。
急カーブが連続して幅員が狭く、普通自動車の離合が困難な榎峠の道路改良の一環。京都府と兵庫県が福知山市談-丹波市青垣町間を車道幅員片側3メートルの2車線に整備するもので、1092メートル(うち府域524メートル)のトンネルを設ける。
京都府側のトンネル工事は大林・鶴美・マルキ特定建設工事共同企業体が請け負う。6月24日から大型重機による補強作業が始まった。京都府によると、今後、両府県側から掘り進めていき、来年の早い時期の貫通をめざしているという。
府中丹西土木事務所は「本事業は30年以上前から要望活動をされている地元念願の事業です。トンネルの開通を待ち望んでいる方々に喜んでいただけるよう、一日でも早い開通をめざし、安全第一で施工していきたい」と話している。
写真(クリックで拡大)=大型重機による作業が始まっている