由良川藍の苗600株 福知山同好会が定植作業
2024年05月10日 のニュース
福知山藍同好会(塩見勝美会長)は、京都府福知山市中(なか=地名)の「藍の家」の畑で5日に、由良川藍の苗600株を植える定植作業をした。育った葉は夏に刈って乾燥させ、染めの原料・すくもに仕上げて藍染めに使う。
同好会は全国に会員が80人ほどいる。「栽培の工程も藍文化に触れる機会になる」と、定植作業は会員外も受け入れて、今回は市内外から約20人が参加した。初めての人もいて、塩見会長が由良川藍の歴史や育て方を説明してから作業に移った。
苗は3月に種をまいて育てたもので、5本を一束にして株を作り、約50センチ間隔で植えていった。根元に土をかぶせたあとはしっかりと踏み固め、水や肥料をまいた。
今後は会員たちが管理して、雑草を抜いたり、水やりなどの世話を続け、7月下旬ごろに一番刈りを行う予定。
写真(クリックで拡大)=苗を定植する参加者