年末年始でコロナ感染者が増加 府平均の3・4倍と突出
2024年01月13日 のニュース
京都府福知山市内(中丹西地域)で、新型コロナウイルスの感染者数が昨年末から急増している。昨年12月25日~31日の1医療機関当たりの感染者数は13・80人と前週から9・20人増え、1日~7日の最新週は20・20人で、さらに6・40人の増加。最新週は府内平均(5・93人)の3・4倍で、他の地域と比べて突出している。
感染者数は「定点把握」によるもので、一週間に指定の医療機関から報告された人数の平均値となる。
年末年始は人の往来が多く、感染者が増えやすい時期ではあるが、最新週における府内の他地域は、山城北の10・50人を除いて一桁台で、福知山だけが飛び抜けている。
感染防止の換気徹底を
府中丹西保健所は「医療が逼迫するような状況には至っていませんが、福知山だけが高い値になっていることは事実で、注意が必要です。基本的な感染防止の徹底を今一度お願いします」と話す。予防対策で重要なのは換気で、部屋が冷えすぎない程度に、できれば1時間ごとに行うことが望ましいとする。
現在の新型コロナは、重症化率は下がっているが、感染力は高まっているとされ、季節性インフルエンザも流行中で、同保健所は「のどの痛みや発熱などの症状がある場合は、人混みを避けてほしい」と注意を促し、医療機関の受診を勧める。
発熱症状などがある場合は、かかりつけ医に相談する。かかりつけ医がない場合はきょうと新型コロナ医療相談センター=電話075(414)5487=へ。
写真=中丹西保健所