京都府の新型コロナ 始まりかけた「第8波」

2022年11月20日 のニュース

 京都府内で新型コロナウイルスの新規感染者が増加している。一日あたりの府内全体(京都市含む)の感染者数は、10月の平均476人に対し、11月は16日までの約半月は平均927人と2倍近くになった。福知山市を含む京都市以外の地域の集計も同様の傾向で、福知山が管轄の府中丹西保健所は「全国的な状況と同じように、第8波が始まりかけている恐れがありますります」と警戒を強めている。

 府は9月26日に新規感染者の全数把握を見直し、27日から「京都市」、「その他地域」の新規感染者数に絞って公表。そのため福知山市のみの感染者数は公表していない。

 9月下旬以降、府内全体の新規感染者数は徐々に落ち着き始め、10月は各日98人~782人で推移していたが、11月は250人~1436人と、一転して増え始めた。

 福知山を含む「その他地域」では、新規感染者数の一日平均は10月が234人、11月は16日までで407人。推移は10月が43人~352人、11月が103人~664人となった。


■福知山の小中学校、11月は半月で92人■

 福知山市教育委員会によれば、市立小中学校の児童、生徒の新規感染者数は、10月は計58人、11月は16日現在で計92人と、府全体と同じく増加傾向になっているという。

 府中丹西保健所によると、「全年代に満遍なく感染者がいますが、10代から40代で増えてきている傾向にあります。特に10代は多くなっています。これまで同様に、気を抜かずに感染対策をしてほしい」と注意を呼びかけている。

 厚労省などは今冬、新型コロナと季節性インフルエンザが流行すれば、発熱外来が逼迫する恐れがあるとし、感染拡大前の各ワクチン接種▽国が承認した抗原定性検査キットや解熱鎮痛剤の用意▽地域の電話相談窓口の確認▽おおむね1週間分の食料などを備えておくことも推奨している。

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