佐藤太清美術館で海外の鉄道ポスター37点

2023年11月19日 のニュース

 京都府福知山市内記一丁目、市佐藤太清記念美術館で「世界の鉄道ポスター展」が開かれている。美術館近くに福知山鉄道館フクレルが開館したのに合わせた展示で、ヨーロッパを中心とした各国の鉄道の魅力を伝えるカラフルなポスターが並んでいる。

 市内にキャンパスがある京都工芸繊維大学と市の連携企画。同大学美術工芸資料館が所蔵する鉄道ポスター37点を借りて展示した。

 1894年(明治27年)ごろから1979年にかけて、イギリスやフランス、スイス、旧チェコスロバキアなど8カ国で製作されたもの。スイス国鉄のポスターは迅速・正確さを強調しているほか、休日切符の利用を呼びかける言葉が入ったものもある。

 また都市から離れた観光地などへ快適に行けることをPRするポスターも。絵柄は疾走する機関車や延びる線路、観光地のアルプスの山々などをデザインしていて、作者の中には日本人もいる。

 美術館は「19世紀後半、ヨーロッパに鉄道が登場し、鉄道会社がさまざまなポスターを作ってきました。作家たちが『速く、快適に、遠くまで』との思いを工夫して表現しています」と解説している。

 展示は12月3日まで。開館時間は午前9時から午後5時まで。火曜休館。

 

写真(クリックで拡大)=京都工芸繊維大学所蔵のポスターが並ぶ

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