自由な発想で芸術性重視 市美術館でチェコのポスター展

2022年11月11日 のニュース

 京都府福知山市内記一丁目、市佐藤太清記念美術館で、旧チェコスロバキア(現チェコ)時代に作られた映画などのPRポスターとマッチラベルの展示会が開かれている。市内にもキャンパスがある京都工芸繊維大学との連携企画で、自由な発想で表現されたポスターや素朴な図柄のマッチラベルが並び、来館者の目を引いている。12月4日まで。

 ポスターは、同大学美術工芸資料館の所蔵品で、マッチラベルは個人が収集した品を展示している。

 ポスターは、社会主義国としてソ連の支配下にあった旧チェコスロバキアの芸術家たちが、映画や演劇、展覧会などの催しを告知するために、様々な技法を使ってデザイン。芸術性の高い個性的な作品が多く生まれた。今回は25点を展示している。

 映画のポスターは、内容を忠実に説明するのではなく、作家本人が解釈したイメージで制作。文字による情報はタイトル、俳優の名前など最低限にとどめ、見た目を重視したインパクトのある構成にしている。

 ヒッチコック監督の映画「鳥」(1963年)のポスターは、落書きのような鳥の絵を大きく描写。難解な図柄のため、世には出なかった珍しい作品となっている。

■かわいいマッチラベルも■

 マッチラベル(マッチ本体も)は約700点が並ぶ。暮らしの知恵や豊かな伝統文化、子どもたちの教育をテーマに表現されたラベルが多い。

 当時の国の政策や交通安全などをテーマにしたラベルのほか、伝統的な建築を図案として、シリーズで複数点製作したものも並び、訪れた人たちは説明書きを見ながらじっくりと鑑賞している。

 大阪狭山市の男性(35)は「ポスターは資本主義社会下で大量生産されたものと違い、一つひとつが芸術性豊か。見ていると、絵の中に引き込まれます。マッチラベルは図柄がかわいく、集めたいという気持ちになる」と話していた。

 20日午後1時30分からは同館でギャラリートークがある。参加無料だが入館料がいる。開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時30分)。火曜休館。

 

写真=斬新なデザインで制作された映画のポスター

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