政府が台風7号を「激甚災害」に指定  

2023年10月07日 のニュース

 政府は6日、京都府福知山市内などで多くの被害が出た8月の台風7号の被害を、激甚災害に指定することを閣議決定した。被災地の農地、農道、水路などの農業用施設、林道の復旧事業にかかる費用の国庫補助率を1割ほど引き上げる。

 市内では8月14日から15日にかけて豪雨となり、9月15日時点で大江、北陵両地域などで民家115軒が被災。農業関連では、水路や道路、ため池への土砂の流入、田んぼの法面の崩壊などが広い範囲で発生し、農地123件、農業用施設180件で被害が確認されている。林業関係は林地67件、林道27件、作業道3件が被害を受けた。

 農地では、大量の土砂やごみが流れ込んで収穫前の稲がなぎ倒されたり、万願寺甘とうが水につかって根腐れを起こすなどし、農家からは「農業が続けられるか分からない」など、悲痛な声が漏れていた。

 政府は12日から激甚災害に関する政令を施行し、早期復旧を目指す。


写真(クリックで拡大)=農地に土砂などが流れ込み、稲が倒された

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。