JRバスから運行者変わる園福線 市が住民に説明会

2023年09月26日 のニュース

 京都府福知山市は、JRバスから運行事業者が変わる路線バス「園福線」(福知山駅-園部駅)の説明会を22日に三和町千束の三和会館で開いた。通勤、通学など、沿線住民の生活とも深くかかわる路線で、市が新体制での運行区間やダイヤ、便数などの案を紹介し、住民たちの意見を聞いた。

 京都交通、中京交通の2社が来年4月から運行を予定している。国、府などの道路管理者、住民代表などでつくる「市地域公共交通会議」の中で運行に向けた計画案を作成しており、事務局のが三和地域、六人部地域、旧市街地で説明会を開いている。いずれも昼、夜の2回ずつ。

 三和会館の昼開催には、約20人が参加。市から、市街地側の終点が市立福知山市民病院まで延伸されること、市域での運行ダイヤは上り、下りとも現行から1便減らして計4便にすること、時刻の調整をしたことなどの説明を聞いた。

 住民たちからは「町内から市街地の各高校へ通えるダイヤになっていないのではないか」「今後バスの利用者が増えていくかは分からない。長期的な目線で計画を立ててほしい」「園部駅発の路線が三和荘まで乗り入れてもらえると、三和荘の利用者増にもつながると思う」「商業施設の停留所などに、屋根をつけてほしい」「市バス、有償運送事業者を含めた3者で連携できるようにしてほしい」「定期券はあるか」などの質問、意見が上がり、市が一つひとつ回答した。

 集約した意見は、12月に開く市地域公共交通会議の会合で検討して最終案にまとめ、国への認定申請を行う。

 説明会で意見などを活発に出していた山口弘太郎さん(76)=同町辻=は「従来よりもサービスが低下しないような施策をお願いしたい」と話していた。

 説明会は今後、10月2日に駅前町の市民交流プラザ、同3日に三俣の上六人部会館で開く予定。いずれも時間は、昼が午後2時から、夜は7時からとなっている。

 

写真(クリックで拡大)
 ・JRバス
 ・市が開いた説明会。住民たちから色々な意見が出た

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