バス路線維持へ再考を 市長が丹海交通訪れ要望書
2024年03月01日 のニュース
京都府福知山市は、与謝野と福知山を結ぶ路線バス「丹海バス」を運行し、福知山線(与謝-共栄高校前、往復6便)の減便、廃止を検討している丹後海陸交通へ、同線の存続を要望した。大橋一夫市長が与謝野町にある同社の本社を2月27日に訪れ、廣瀬一雄社長に要望書を手渡した。
同社は同月22日、福知山市内で開かれた市公共交通会議で、高齢化と退職による運転手不足の影響で、路線の維持が困難なことを説明。6月から減便し、来年3月末で廃止する考えを示した。
これを受け、市は緊急的に要望を伝えることを決定し、大橋市長が「福知山線は市町をまたいだ通勤、通学手段、北陵地域などの基幹的な交通手段として補助支援をしてきました。厳しい状況にあることは理解していますが、再考をお願いします」と要望書を提出。
廣瀬社長は「利用される方がいることは重く受け止めています。会社としても今後をしっかりと考えていきたい」とした。
写真(クリックで拡大)=要望書を廣瀬社長に手渡す大橋市長(左)