小さな花、風に揺られ 秋の七草フジバカマ開花

2023年09月14日 のニュース

 京都府福知山市大江町河守新町の中島均さん(82)宅とその周辺で、秋の七草の一つ、フジバカマが開花し始めた。長い茎の先端に房状に咲く5ミリほどの小さな花が吹き抜ける風を受け、ゆっくりと揺れている。

 フジバカマはキク科の多年生植物で、花の色が藤色を帯び、花弁の形がはかまのように見えることから、この名が付いた。府のレッドデータブックでは、絶滅寸前種とされている。

 中島さんは20年以上前に、町内の知人からもらった苗を自宅の庭に植え栽培。毎年9月初旬に咲く。今年は2、3日前に開花した。茎の丈が2メートルを超えているものもあり、中島さん宅の近くの空き地にも分布している。

 「一つひとつの花は小さいが、集まって咲くのでとてもきれいです」と中島さん。「フジバカマはアサギマダラが好んで近寄ってきますが、自宅周辺では見たことはありません」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=たくさんの花を付けるフジバカマ

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