マイナカード自主返納7件 福知山で6月に
2023年07月23日 のニュース
本人確認や保険証などで活用が始まっているマイナンバーカード。全国的に個人情報の誤ったひも付けなどが見つかり、自主返納する人が出ている。京都府福知山市でも6月末までに自主返納が7件あり、市民課マイナンバーカード普及係では、市民の不安解消のため、登録情報の確認支援などをしている。
市によると、市内では今のところ、誤ったひも付けなどの事例の報告はないという。カードとひも付いた個人情報は、国のオンラインサービス「マイナポータル」から確認できるほか、同係や各支所窓口で確認の手伝いをしている。
カードを返却してもマイナンバー自体は廃止されず、個人情報とマイナンバーのひも付けは解除されないとし、返納したかどうかに関係なく、今後も公的機関の手続きではマイナンバーの記載は必要だという。
カードの再交付には手数料1千円(電子証明書が不要の場合は800円)が必要で、申請から交付まで1カ月ほどかかるという。
■市街地で出張窓口も■
マイナンバーの記入が求められる機会が増える中、市は交付率を上げようと、31日まで駅前町の市民交流プラザでマイナンバーカードの出張窓口を開いている。
6月は5日から18日まで、多保市のプラント3福知山店で同様の窓口を設置し、25件の利用があった。市内の6月末現在の交付率は74・03%で、4月末からは約4ポイント上昇した。
市民交流プラザでの出張窓口は、午前10時から午後4時まで。申請書作成の支援と申請に必要な写真撮影をする。申請には本人が、個人番号カード交付申請書、個人番号通知カード、免許証など本人確認できるものを持って行く。交付申請書、通知カードは無くても手続きができる。
また、市では、自治会や団体などの要望を受けて、職員が申請の支援をする出張窓口も実施している。
写真(クリックで拡大)=交流プラザの入り口に窓口を設置している