花火大会再開問題、議会で市長「多くの声聞く場必要」

2023年06月29日 のニュース

 京都府福知山市の由良川河川敷で57人が死傷した2013年8月15日の福知山花火大会屋台爆発炎上事故から10年となる夏を迎えた。これを受け、28日の福知山市議会6月定例会一般質問で、議員が花火大会再開に関して質問し、大橋一夫市長が「地域活性化、安心安全な開催などについて市民や関係団体の声を聞く場を設け、被害者の方の意見も聞きながら検討したい」と答えた。

 議員は「花火大会再開に向けて市民の関心が高まっている。どうやったら安心安全な花火大会が再開できるか考える時期に来ている」とし、8月に花火の打ち上げをしてきた市内団体への市の後援についても見解をただした。

 大橋市長は「昨年に花火を打ち上げた主催団体のアンケートに回答した3079人が、再開に前向きなことは認識したが、ただちに市として後援をするものではない」としつつも、意見を聞く場を設ける方針を示した。

 市はこれまで、「再開の声を聞いていないため、市としては検討する段階にない」としていた。

 検討の手法やスケジュール、必要な組織など、具体的な内容は今後考えていくことにしている。

 

写真(クリックで拡大)=「市民や関係団体の声を聞く場を設けたい」と答弁する大橋市長

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