新緑に映える白い花 頼光寺でナンジャモンジャ見ごろ
2023年05月03日 のニュース
京都府福知山市川北、頼光寺(立身一徳住職)のナンジャモンジャが見ごろを迎えている。暖かい日が続き、例年より10日ほど早く開花した。枝先に円錐状の花房を付け、4つに裂けた白い花びらが新緑に映える。
ナンジャモンジャは、モクセイ科ヒトツバタゴの別名で、春に小さな白い花をつける。木の高さは約10メートル、幹回り約50センチで2001年には「福知山市の名木」にも指定された。
木は大正初期に檀家が朝鮮半島から持ち帰り植樹したとされる。朝鮮産は珍しく、国内では同寺と島根県の松江城でのみ確認されているという。
見ごろは5月7日ごろまでだが、雨の影響で早まる場合もある。
立身住職は「例年より開花が早いので、早めに見に来てください。散り際も見応えがあるので楽しんでもらえればうれしい」と話している。
7日午前10時から午後3時まで、同寺でお花見会が開かれる。地域の人が作った雑貨などが並ぶ「手作りぷちマルシェ」や、精進料理が気軽に味わえる「精進バーガー」を販売するキッチンカーなどが参加する。
写真(クリックで拡大)=見ごろを迎えたナンジャモンジャ