「鬼タク」を近畿運輸局が表彰 過疎地で住民の交通確保

2023年03月17日 のニュース

 京都府福知山市大江町で有償運送「鬼タク」に取り組む大江まちづくり住民協議会(岡野和樹会長)などが、今年度近畿運輸局地域公共交通優良団体表彰を受けた。16日に岡野会長(72)らが市役所を訪れ、大橋一夫市長とともに受賞を喜んだ。

 鬼タクは大江まち協が2021年7月にスタートさせた。過疎地の交通空白地有償運送事業で、市内のタクシー事業者・慶和(ふく福タクシー)に予約、配車などの運行管理面での協力を得ながら取り組んでいる。

 表彰は大江まち協と慶和、鬼タクの運営にかかわる補助金を出している市の3者が、安心・安全で持続可能な移送サービスの運行を通じて、住民や観光客の交通手段を確保し、公共交通の維持、活性化に寄与したとして評価された。

 表彰式は9日に大阪市の近畿運輸局総合庁舎であり、岡野会長と慶和の浅井勇太郎社長(66)、市の担当者が出席した。

 市役所を訪れた岡野会長は「慶和さんと福知山市さんの協力がなければ、この事業は成り立たない。昨年より利用者数も増え、運転手さんの確保が大変ですが、頑張りたい」と意気込んだ。

 大橋市長は「利用者が増えているので大変ありがたい。更に数を伸ばしていけるように、(財政面など)市もいろんな側面から頑張っていきたい」と話していた。

 
写真上=成田亨さんによる鬼の絵をデザインした「鬼タク」ラッピングカー
写真下=受賞を喜ぶ浅井社長(左)、岡野会長(右)と大橋市長

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