卒業生から後輩たちへ 決意と感謝の書道パフォーマンス
2023年02月28日 のニュース
京都府福知山市私市の府立中丹支援学校(高野美和校長)高等部3年生27人が27日、同校で書道パフォーマンスを見せた。卒業記念の制作で、春から社会人になる決意や後輩たちへの感謝の気持ちを込めた作品を書き上げた。
同校では2年前から高等部の一部のクラスで書道パフォーマンスをしてきたが、今年は3年生が卒業制作として実施。1月末から練習に励んだ。
パフォーマンスは昼休みの時間に中庭で披露。縦約4メートル、横約6メートルの特製の用紙に、歌手のAdo(アド)さんの曲「新時代」の雰囲気を基にした「絆 二十七人の新時代をその手で切り拓け」の文字を大小の筆を使い、順番に書いていった。
新時代の曲に合わせてダンスも見せ、全員が5分間のパフォーマンスをやり遂げた。校舎2階の窓から見ていた後輩たちは、先輩たちの演技に「頑張れ」と声を掛け、大きな拍手を送っていた。
最後の一筆を書いた生徒は「風が強くて書くのが大変でしたが、チームワークを生かし、練習通りのパフォーマンスを見せることができ、高校生活の良い思い出になりました」と話していた。
写真=大筆などを使い、力を合わせてパフォーマンスを披露する生徒たち