小中学校卒業式のマスク、市教委は「児童生徒に求めない」
2023年02月24日 のニュース

京都府福知山市教育委員会(廣田康男教育長)は、駅前町の市民交流プラザで21日に開いた定例教育委員会議で、市立小中学校の卒業式での新型コロナウイルス感染対策のマスク取り扱いに関して、児童生徒らに「マスク着用を求めないことを基本とする」と報告した。
文部科学省が10日に、卒業式と新学期以降、学校でのマスク着用の考え方を見直す方針を決め、各地の教育委員会に通知を出した。
市教委はこの方針に準じ、卒業式では校歌などを歌ったり、生徒らが呼びかけしたりする時を除き、児童生徒と教職員はマスクを外すのを基本とすることや、基礎疾患、感染不安など様々な事情で着用を希望する児童生徒もいることから、着脱を強制しないようにすると説明した。式後の各教室などでは従来通り着用を求めることにしている。
4月1日からの授業などでは、マスク着用を求めないことを基本とすることも確認した。
定例会議には廣田教育長、教育委員4人と、市教委の各部課長が出席した。
写真=マスクの取り扱いなどを話し合った