卒業・入学式のバラのコサージュ作り ちくもうで最盛期
2023年01月22日 のニュース
京都府福知山市昭和新町の障害福祉サービス事業所ちくもう(芦田ふゆ子施設長)で、造花のバラのコサージュ作りが最盛期を迎えている。今春の卒業式と入学式などで、児童、生徒らが胸につけるもので、利用者たちがこつこつ丁寧に手作業で仕上げている。
ちくもうの前身、「竹毛希望の家」が1978年に開所し、そのころから続けている。市内の小中学校、高校、保育園のほか、舞鶴市や東京都、福岡県などからも注文を受け、昨季は94カ所に約6500個を納品。今年も同じくらいを収める予定という。
8人による制作班の名前は「チームバラ」。昨年4月から材料の準備やパーツを作成し始め、11月から本格的に組み立てだした。紙を巻いたワイヤの芯に、造花用の紙を2枚重ねて作った花びら9枚をつけ、つまようじで丸みを持たせたりして、本物のバラに似せている。
赤、ピンク、白の3色があり1個110円で、メタルリボン・葉付きは120円。花びらが大きいサイズは、メタルリボン・葉付きで150円。卒業・卒園用は2月10日まで、入学・入園用は3月17日まで注文を受け付けている。
作業に励む女性(25)は「分担して作業していて、花の芯の部分を作っています。均一に接着剤を塗るのが難しいけれど、心を込めて仕上げているので、このコサージュをつけて出席する卒業式、入学式をいい思い出にしてほしい」と話している。
問い合わせはちくもう、電話0773(23)4503、ファクス0773(23)4656へ。
写真=作業を分担して丁寧に作っている