大学入学共通テスト開始 公立大の中丹会場は461人
2023年01月14日 のニュース
大学入学共通テストが14日、全国各地で始まった。中丹地域会場になっている京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学では、福知山、綾部、舞鶴3市の高校3年生と既卒者を合わせて461人(前年度比55人減)が志願。朝から試験に挑んでいる。
共通テストは、従来の大学入試センター試験に代わり2020年度から採用されている。センター試験よりも思考力、判断力、表現力を問う出題傾向が強まっている。14、15両日で日程が組まれ、初日は地理歴史公民、国語、外国語、2日目は理科、数学の試験が行われる。
公立大では、午前8時20分の開場時間前から受験生たちが訪れ、控室の食堂や送迎車の中で最後の見直し作業をしていた。会場に入ると緊張した面持ちで自席に着き、9時30分の試験開始を静かに待った。
昨年度の共通テストで起きた受験生の刺傷事件(東京都内)と試験中の問題文流出事件(大阪府内)の対策として、試験会場の公立大4号館入り口前に警備員を配置し、さすまたも準備。教室ではスマートフォンなど電子機器類の電源オフを徹底した。
新型コロナウイルス対策はマスクの着用と手指消毒、受験生が1カ所に滞留しないように座席表の張り出しはやめて個別に配布した。
今年度の共通テストは、全国で51万2581人(前年度比1万7786人減)、府内では1万22人(同280人減)が志願している。
写真=問題用紙の配布を静かに待つ受験生(14日午前9時10分ごろ)