感性あふれる作品65点 佐藤太清賞公募美術展始まる

2023年01月14日 のニュース

 若手画家の登竜門とされる第22回福知山市佐藤太清賞公募美術展で、入賞・入選した作品の巡回展が13日、京都府福知山市中ノの市厚生会館で始まった。65点が並び、訪れた人たちが感性あふれる若い人たちの作品に見入っている。15日まで。

 市、市佐藤太清記念美術館主催、両丹日日新聞社など後援。福知山出身の日本画家、佐藤太清氏が後進の育成に力を注いだ志を引き継ぎ、毎年実施している。

 今回は全国の高校生や大学生らから、絵画、日本画両部に計96点が寄せられ、審査の結果、最優秀の佐藤太清賞4点、特選12点、入選49点が決まった。

 福知山市内からは、絵画の部で京都共栄学園高校2年、熊本三姫子さんの「落葉にまぎれて」が福知山市長賞(特選)に選ばれたほか、同校の3人と福知山高校の1人が入選した。

 どの作品も独特の世界観で描き、物語の一コマのように表現している。構図や色の技法にも凝り、来館者の目を釘付けにしている。

 厚生会館での開催時間は午前10時から午後6時まで。無料。

 このあと3月19日まで、横浜、東京、京都、名古屋の各会場で開かれる。

 

写真=独特な世界観を表現した作品の数々

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