熱々七草がゆ 植物園が来園者に振る舞う

2023年01月07日 のニュース

 京都府福知山市猪崎の三段池ラビハウス植物園(芦田修司園長)は7日、園の前庭で「春の七草を味わう会」を開いた。来園者たちは、職員が丹精込めて作った七草がゆを味わい、一年の無病息災を願った。

 七草がゆは邪気を払い万病を除くと言い伝えられ、栄養分が不足しがちな冬場のビタミン補給にも役立つ春の七草を刻んだかゆを食べる伝統行事。開園以来30年近く続けており、新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催となった。

 約200人分を用意。午前8時30分ごろから、大鍋2つを薪で温めて準備をし、炊き上げた古代米の赤米と黒米に、園周辺で摘んだセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザと、園で育てたスズナ、スズシロを入れ、塩で味を調えて仕上げた。

 開始時間の午前10時30分前から続々と来園者が集まり、朝から開催された植物観察会と探鳥会の参加者も合流。出来たて熱々の七草がゆを息で冷ましながら口に運び、体を温めていた。

 芦田園長(65)は「伝統行事に触れ、歴史などに思いをはせていただければ。みなさんの今年の無病息災、健康長寿をお祈りしています」と話していた。

 

写真=湯気が立ち上る鍋の中に七草を投入(7日午前10時20分ごろ)

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