大江高生が伝統文化、琴の歴史学び演奏体験
2024年06月27日 のニュース
日本の伝統音楽に触れて感性を高めよう-と、福知山市大江町金屋、京都府立大江高校(溝口睦久校長)の3年生は25日、校内で琴の演奏体験をした。
公共マネジメント系統と生活福祉系統の3年生12人が、日本の伝統文化を学ぶ授業で弾き方などを教わった。
講師は綾部市の琴のグループ「三松会」の由良澄子代表ら社中3人。最初に由良さんが琴の歴史について説明した。
琴は奈良時代に唐(中国)から日本に伝わり、雅楽の伴奏楽器として演奏されたのが始まりで、江戸時代には八橋検校が作曲した「六段の調べ」で広まった-と伝えた。
続いて三松会の3人が演奏。「六段の調べ」や「荒城の月」など4曲を披露した。このあと生徒たちは3人ずつで演奏を体験した。
挑戦した曲は「さくら」。弦を押さえる位置を教えてもらいながら触れ、一音ずつ出していった。すぐに押さえる順番を覚えて弾く生徒もいて、「上手だね」と褒められていた。体験を終えた生徒が次の生徒に押さえる順番を教える姿も見られた。
生徒の一人は「中学生の時に弾いたことがありますが、じっくりと教えてもらうのは初めて。音がきれいで、また弾いてみたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=三松会の会員らに教えてもらいながら、琴の演奏に挑戦する生徒たち