コロナの自宅療養者に年末年始も無休で配食サービス

2022年12月27日 のニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、京都府福知山市は年末年始も無休で、自宅療養者への配食サービスに取り組む。市内に住み、検査結果が陽性で症状がある人が対象。自宅療養の最終日まで毎日、昼と夜の2食を無料で届ける。

 検査で陽性になったが、症状が軽快して24時間経過した人や無症状の人、濃厚接触者は、感染対策をして必要最低限の買い物などの外出は可能なため、買い物に行ける家族や親せきなど頼れる人がいないことも条件になる。

 地域によっては29日から1月4日まで、レトルト食品などの配食となる。アレルギーには対応しておらず、弁当の内容は指定できない。

 市健康医療課によれば、配食サービスの利用件数は、11月はあまりなかったが、12月に入ってから右肩上がりに増え始めたという。現在は一日に10件を超える日が多く、問い合わせも頻繁にある。

 問い合わせ、申し込みは、市の配食サービスコールセンター、電話(48)9141へ。時間は午前9時から午後4時まで。 

感染の疑いは検査を

 発熱といった症状があり、感染した疑いがある場合、かかりつけ医など地域の診療所に相談をし、診察と検査を受ける。65歳未満で基礎疾患がないなど、重症化リスクの低い人の場合は、薬局などで購入できる検査キット(体外診断用医薬品か第1類医薬品の表示があるもの)を使い、自分で検査することもできる。

 市内の場合、30日~1月3日の年末年始は北本町二区の休日急患診療所=電話(22)4128=が利用できる。受付時間は午前9時~正午と午後1時30分~午後5時30分。

 夜間は31日、1月2日が厚中問屋町の市立福知山市民病院=電話(22)2101=▽30日、1月1、3両日は末広町の京都ルネス病院=電話(22)3550=が受け付ける。いずれも受付時間は午後6時から午前0時まで。

 また、発熱など感染に不安がある場合は、年末年始期間中、「きょうと新型コロナ医療相談センター」=電話075(414)5487=で、24時間相談できる。

陽性の場合は

 陽性となった場合、65歳以上▽入院が必要▽重症化リスクがあり投薬などが必要▽妊婦-に該当すると、医療機関から保健所へ「発生届」が提出され、保健所から療養方法などの指示がある。症状が悪化した場合などは保健所へ相談する。

 発生届の対象外の人は「京都府新型コロナ健康フォローアップセンター」に、インターネットなどから陽性になったことを登録することで、自宅療養をする場合の生活支援物資や宿泊療養などの申し込みができるようになる。症状の悪化時も同センターへ相談することで入院などの調整がされる。

自宅療養の期間は

 自宅療養をする場合、症状がある人は発症日から7日間(発症日を0日とする)が経過し、症状が軽快して24時間が経っていれば8日目から外出できる。7日目以降に症状が軽快した場合は、症状が軽快した翌々日から療養解除となる。

 無症状の人は、検査の検体を採取した日から8日目(検体採取日を0日目とする)に外出が可能になる。ただし、5日目に検査キットで陰性を確認すれば、6日目で療養が解除される。途中で症状が出てきた場合は、症状の出た日を発症日とし、症状がある人と同様の自宅療養をする。


写真=市は年末年始も配食サービスに取り組む

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