歴史と伝統に思いをはせ、卒業生と児童ら演奏 六人部小 創立150周年コンサート
2022年11月17日 のニュース
京都府福知山市上松の六人部小学校で12日、創立150周年を記念したコンサートが開かれた。6年生と六人部中学校吹奏楽部が演奏や合唱を披露し、訪れた人たちは静かに聴き入り、学校の歴史と伝統に思いをはせた。
六人部小(旧下六人部小)は、1872年(明治5年)の創立で、長田段の願来寺を仮校舎として開校。その後、校名の変更や校舎の移転をし、1909年に現在地に移り、同時に同校のシンボルであるクスノキが植樹された。2018年に上、中、下六人部の3校が統合され、校舎は旧下六人部小を利用している。
コンサートには4年生から6年生までの児童191人と保護者や地域住民らが参加。児童たちが校歌斉唱をしたあと、小田忍校長があいさつで同校の歴史を説明。自身が下六人部小の卒業生であることを話し、1973年に作られた100年誌に名前が載っていることを紹介した。「私がそうであるように、六人部小学校で学べて良かったなあと思える日がみなさんに来ることを願っています」と伝えた。
続いて六人部中学校吹奏楽部が、「管打楽器のためのセレブレーション」や「ビビディ・バビディ・ブー」「星に願いを」などのディズニー曲メドレーを演奏した。最後に、アイドルグループの嵐が2010年のNHK紅白歌合戦で歌った「ふるさと」を6年生が発表。吹奏楽部員たちの伴奏で、力強い歌声を来場者に届けた。
訪れた人たちは、ビデオやカメラで子どもたちが発表する姿を収め、大きな拍手を送った。
写真=「ふるさと」を合唱する6年生