竜王戦第4局、攻め合いの激闘が再開 福知山城での 2日目

2022年11月09日 のニュース

 京都府福知山市の福知山城天守閣で、藤井聡太竜王と広瀬章人八段が対局する将棋の最高位タイトル「竜王戦」第4局は9日、2日目を迎えた。初日の8日は65手目まで進み、午後6時に終了。9日は広瀬八段の66手目の「封じ手」を開封して始まった。

 8日の初手に立ち会った日本将棋連盟の井上慶太九段は「広瀬八段は攻めに行くという、きっぱりした手を指しました。対応した藤井竜王からも、攻め合いに行こうという意思を感じる」と評価した。

 対局は、序盤で互いに角を取り合って持ち手に加える「角換わり」となった。井上九段は、36手目の広瀬八段の6三金について「少し古い型で、あまり見られない戦型に勝負を持ち込んだ形です」と言い、55手目の藤井竜王の3五歩を「少し勇気がいりますが、攻めを意識した手で、(棋士の間でも)評価が高かった」とした。

 全国でも例の少ない城での対局については「将棋は江戸時代に家元制度があり、将軍の前で対局をする御前試合が年に一度開かれていました。福知山城対局はこれに通じるものがあります」と話した。

 午前9時に始まった対局は65手目まで進み、午後6時ごろに広瀬八段が66手目を記す「封じ手」をして1日目が終わった。

 

写真=封じ手を開いて2日目が始まった(日本将棋連盟提供)

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