「こども竜王」の座を目指し将棋熱戦 北海道や徳島からも出場

2022年11月19日 のニュース

 京都府福知山市内で12、13両日、市内外の子どもたちが将棋の腕を競う「こども竜王戦」が開かれた。5歳の幼稚園児から高校3年生まで計118人が、初心者から有段者までの4級に分かれて参加。13日に上位2級の決勝戦が、藤井聡太竜王と広瀬章人八段が対局した福知山城天守閣の特設対局場で開かれ、「こども竜王」の座をかけて雌雄を決した。

 8、9両日に同対局室で藤井竜王に広瀬八段が挑戦した「第35期竜王戦第4局」のアフターパーティーで、竜王戦第4局の実行委員会が主催。北海道や徳島県など遠方からも出場者があり、S級(有段者)に19人、A級(1級~3級)に31人、B級(4級~8級)に37人、C級(初心者)に31人が参加した。

 いずれもスイス式トーナメントの5回戦。S、A両級は持ち時間各10分、1手30秒の対局時計を使い、B級は2ブロックに分けた。S、A両級は12日に駅前町の市民交流プラザで予選があり、13日に特設対局室で決勝戦を実施。B、C両級は13日に交流プラザで決勝戦までした。

 S級では南陵中学校1年生の足立光佑君が決勝進出を決め、向日市の洛南高校附属小学4年、永山遥真君と争った。後手ながら、早い段階に五間飛車で中央突破を図る永山君に対し、足立君は向かい飛車で相手の玉先に圧力をかける戦いに。互いに攻め合いが続いたが、中央の攻防を制した永山君が110手で勝利した。

 A級は大阪府茨木市の中条小5年、井出航大君と、徳島県鳴門市の鳴門高校3年、濱口聡太君がぶつかり、井出君が優勝した。

 各級ともトーナメントごとに3位までと敢闘賞を選んで表彰。優勝者らには藤井竜王や広瀬八段のサイン色紙が贈られた。

写真=特設対局場で永山君(左)と対局する足立君

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